「パソコンでお絵描き」 Illustration Blog

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新 Paintgraphic2 (ペイントグラフィック2) No.339



 二千円の廉価版ソフトとしてはかなり使えるグラフック・ソフトの「ペイントグラフィック」が、2月2日から「Paintgraphic2」として発売されました。
 これまで特に大きな不満もなく使っていましたが、改良して欲しい点の一つであるカラーピッカー(色の作成)が少し大きくなっていたので、多少の期待も込めて新たに購入し試してみました。

 Windowsの「ペイント」に比べるとかなり複雑でツールが沢山あるので、この手のソフトに不慣れな方は慣れるまで大変ですが、グラフィック・ソフトとしては割とバランスがとれて使いやすいと思います。

 これまで使っていた人であれば特に違和感なく使えますが、試してみたら悪くなってしまった点も幾つかあってちょっと残念でした。 結論から先に言うと、前バージョンを持っている方には必要無いでしょう。 特に目新しい機能もありませんので。

ツール・ボックス: (新旧比較・ほぼ原寸大↓)

 Paintgraphic はツールボックスが一まとめになっていて使いやすいだけでなく、上のツールバーの矢印をクリックすると上や左右に収納できてマウス・ポインタを当てた時だけ現れる――という使い方もできるので、画面の狭いPCにも有効です。 ツールが一つ一つバラバラのソフトは使いにくいですからね。

 これまでは別ウィンドウだったフィルター(画像にモザイクとか色んな効果を付けるもの)がツール・ボックスに入ったので、画面はスッキリしました。

ブラシ・ツール: 

 今回の改訂版で一番残念だったのがブラシ・ツールの改悪でした。

 新旧のウィンドウを見れば一目瞭然ですが、ブラシの配列が一列になって見づらくなりました。 初期設定では縦二列の12通りしかありませんが、右クリックして「ブラシ登録」とすれば何十通りにも増やせますから、これまで通りロットリングみたいに1ピクセル増しで太くしたブラシを並べておくこともできます。 ブラシの形状は丸のみで、1~5ピクセルまでは四角で、形状の設定はできません。 カスタム・ブラシに斜めや点線などがありますが、あまり種類は無いです。

 それからブラシの太さを可変するスライダーは結構大きく使いやすかったのが、これも廃止されて数値で可変するタイプになりました。 でもこの手のものは使いづらいです。 余計な機能を増やしても一番必要とするツールを削ってしまうのでは何にもなりません。

ブラシの濃度:

 ブラシの設定には「太さ」の他に「ステップ」と「濃度」があります。
 ステップは小さな点のつながりで、数値を小さくする程なめらかなつながりになり、大きくすれば点がばらまかれた様になります。
デフォルト(初期設定)ではステップが25、濃度が50 に設定されていますが、これだとぼんやりした輪郭の線になりますので、濃度を上げればクッキリした線を描けます。 好みの線を作りましょう。


筆圧感知機能: 

 Paintgraphic2 はペン・タブレットの筆圧感知機能に対応していますので、強弱や濃淡を付けた線が描けます。
 「筆圧」の「透明」と「縮小」にチェックを入れて使いますが、透明=濃淡、縮小=強弱とした方が判りやすいでしょう。 英語のソフトウェアを翻訳したツールって、大抵こんなものです。 翻訳をする人は、まず日本語の勉強をしてからにして欲しいものです。

 上は絵の具の濃度を「不透明度」のスライダーを使って薄くしたものです。

カラーピッカー: 

 色を並べた「カラーパレット」の他に、自由に色を作れる「カラーピッカー」も選べます。 
この他にグレーもありますし、グラデーションも作れます。

 RGBは ed  reen  lue の光の三原色で、PCのディスプレイ上で色を再現するのに使われます。

 HSV色相彩度明度で色を作るやり方です。 右にある縦のスライダーは H (色相)になっていますが、上にある S (彩度)や V (明度)をクリックすると好みのものに変えることができます。

 HSLは色相・彩度は同じでも、明度(alue)の代わりに輝度ightness)が入ります。
このHSLは今回新しく加わったもので、この形のピッカーは「Painter」や「Pixia」などで使われているけど、慣れないとやりづらいですね。 こちらも縦のスライダーは上の SL をクリックすることで変えられます。
 Windows標準(「ペイント」など)はこのHSLですが、形が違いますね。 Windowsでは L を「明るさ」と訳しているのでややこしいです。

 HLS色空間を使う代表的なアプリケーション・ソフトとしては Microsoft Windows (ペイントなど)、CSS3、Paint Shop Pro など。
HSV色空間を使う代表的なアプリケーションとしては Max OS X、Photoshop、Illustrator など。
 両方をサポートするアプリケーションもある。 「ウィキペディア(Wikipedia)より」

 RGBやHSLなどの用語は→ CGとデジタル用語辞典【2D】 

 どれでも作った色は左のパレットに表示され、9色まで履歴が保存されます。 下の小さな白黒をクリックすると白黒の基本色に戻るのも便利で、グレーなんかは黒の明度を上げれば作れますしね。 サイズが少し大きくなったので期待していたのですが、やり方が変わったしブラシも使いにくくなったので、まだ実用では古い方のペイントグラフィックを使っています・・・

レイヤーについて: 

 レイヤー(階層)は慣れないと面倒に思えますが、使い慣れると便利なツールです。 ペイントグラフィックの場合はマスキング・ボタンがあって更に便利ですし、各層で透明度を変えられますから、かなり色んなことができます。

 レイヤーを使う場合のコツは、新しいキャンバスを開いたら、その上に「新規レイヤー」を一枚かぶせてから描くことです。 そうすると下に別の背景を入れたりするのも簡単ですから。

 現在使っているアクティブなレイヤーは枠で囲まれていて、「新規レイヤーの作成」をクリックするとそのアクティブ・レイヤーの一段上に新しいレイヤーが入ります。

キャンバスの解像度: 

 この手のツールを使っていて戸惑うのがピクセルやインチで表される数値です。

ppi (pixels per inch/1 インチあたりのピクセル数)
dpi (dots per inch/1 インチあたりのドット数) 1inch≒25.4mm.

 要するに1インチ当たりどれくらいのドット数(あるいはピクセル数)かということで、解像度は一般的に 72dpi(ppi) で、数値を大きくすればより細かく出来ますが、デジカメと同じでその分容量は大きくなります。

 参考までに、比較的初心者向けのペイント・ソフト「水彩」では、
低 44dpi ・中 72dpi・ 中高 96dpi・ 高 144dpi となっています。

 解像度 72ppi の場合、1ミリ≒2.8 ピクセルですから、640×480 pixel というのはミリ表示に切り替えると 226×170ミリということになります。
 Windowsの「ペイント」でキャンバスの規定値は640×512 ピクセルで、cm単位表示に変更すると 16×12 cm となりますから、4ピクセル≒1ミリとなって、解像度は約100ppi ということになりますね。

ついでにRGBのビット数:
 RGBの各色ごとに明るさが調節されることで、様々な色と様々な明るさの色が表現される。表現できる色数は、各色に割り当てられた容量によって異なり、例えば各色に2ビットが割り当てられると64色4ビットでは4096色8ビットになると1677万7216色が表現可能となる。 ( IT用語辞典バイナリより) 
 つまり、2ビット=8?色・ 4ビット=8?色・ 8ビット=8の8乗色 ということですね。 
最近では16ビットというのもあります。 計算できませんけど・・・  

 ペイント・ソフトはどんなに解像度を上げても小さなドット(点)の集まりで、ギザギザのジャギーが出ます。 それがペイント・ツールの持ち味でもありますから、それが嫌な場合はドロー系のツールを使います。 ドロー・ソフトはまた別の使いにくさもあって、一長一短というところでしょうか。

 同じく二千円ソフトでドロー・ソフトとペイント・ソフトの両方が使えて3Dなども出来る
PhotoImpact7(フォトインパクト7) は最強の廉価版ソフトです。 
PhotoImpact11 の古いバージョンを安く販売している訳ですが、この手のソフトに不慣れな方にはすごく煩雑ですからお勧めはしません。 でも使いこなせるならかなりお買い得感のあるソフトウェアです。 使わなければ、たとえ二千円でも宝の持ち腐れですけどね。 

図形フィル: 
 フィルというのは内側の塗りつぶしツールのことで、特に私が気に入って使っているのは右にある「ポリゴン・フィル」というツールです。 

 操作を「クリック」にしておくと文字通りポリゴン(多角形)が描けますが、「ドラッグ」にするとフリーハンドで自由な線が描け、線の始点と終点がつながったところで色面が出来上がります。

 これは切り絵や輪郭線の無い形を描くのに最適で、操作を「クリック+ドラッグ」とすると直線と曲線を描き分けられます。

 これはポリゴン・フィルを使った切り絵風のイラストですが、輪郭線を描いてから色塗りするよりずっと早く描けます。

保存画面: 
 今回の改訂版ではファイルを保存したり開いたりするウィンドウが大きくできるようになりました。 これまではサムネイル表示にすると二つしか並ばず画面をドラッグして大きくすることも出来ず使いづらかったのですが、これで他のソフトと同じように自由なサイズにして使うことができます。 こうした細かい点の改良はうれしいですね。

ガイドムービー: 
 今回はガイドムービーなるものが付いていますが、読み込みに1分くらいかかるだけでなく、簡単な文字入れとフィルターの使用例くらいで大した参考にはなりません。 この手のソフトは自分であれこれいじって覚えるしかないですね。

マニュアル: 
 他にもWindowsの「ヘルプ」タイプのマニュアルが付いていますが、このタイプって読みにくいと思います。
 前回のPDFファイルの方がプリントするのもやりやすいと思うのですが、でも廉価版ソフトや付属ソフトは大抵こんなものです。 その内解説書付きのものが出るかも・・・

トリミング: 
 これまではクロップツールのような画面のトリミング機能が無かったので、選択枠で囲んだ後で「編集」→「ドキュメント変更」→「選択範囲外を削除」としないとトリミングができませんでした。
 今回も手順は同じながら、「ドキュメント変更」の後に「トリミング」が付いて、クリックすると画面が現れます。 キーボードのショートカット・キーでも手順は同じなので一発では出ませんが、多少の進歩というところでしょうか。 画面が小さく表示されるから、かえってやりにくいかも・・・? 

 今日は久々に絵やペイント・ツールの話題ですが、時間があれば実際の作例などもお見せしたいと思います。 でも正直なところ、まだ古いペイントグラフィックの方が使いやすいのであまり使っていません。 せっかく買ったのだから、せいぜい活用しないと・・・

※昨年1月にやった Paintgraphic の特集記事 はこちら。(+フリー・ソフト特集)

このソースネクストの「Paintgraphic」もアイフォーの「The Graphics ペイント」も同じHYPER KiD インターネットパックというソフトをリファインしたものですから、基本的にはそんなに変わりません。




テーマ:イラスト - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

haruuo2さん、こんばんば。
グラフィックソフトもおもしろそうですね。
とりあえず手持ちのソフトで、簡単な図形からいろいろ試してみたいと思います。
早速リンクさせていただきました。ありがとうございます。
トップページのRSSの見方はわかりますので、これからは更新が早くわかるようになりうれしいです。

  • 2007/02/19(月) 23:28:00 |
  • URL |
  • sonetto80 #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

sonetto80 さん、こんにちは。
グラフィック・ソフトにも色々あって、それぞれ得手不得手がありますので色んな物を試しています。
Windowsの「ペイント」でも結構使えますので、こうしたソフトは必要になってから購入すれば良いでしょう。 私は無駄使いしないようにとこうした紹介文を書いています。
リンクしておくとRSSで更新状態が判るので便利ですね。

  • 2007/02/20(火) 11:47:00 |
  • URL |
  • haruuo2 #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

こんばんは
お年寄りの介護をされていて、美しい絵を描いておられるので凄いといつも感心します。
 私はGraphicsペイントSDのソフトがありますが、旧バージョンと似てますね。絵は描いてみたいものの、まだマウスで自由に描けないです。

  • 2007/02/21(水) 22:10:00 |
  • URL |
  • motsuka0608 #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

motsuka0608さん、こんばんは。
このソースネクストの「Paintgraphic」もアイフォーの「The Graphics 「ペイント」も同じHYPER KiD インターネットパックというソフトをリファインしたものですから、細部を除けば似たようなものでしょう。
私もパソコンを始めた頃はマウスで描いていましたが、こうしたソフトを活かすにはやはりペン・タブレットが必要です。 もっともペン・タブレットもキーボードと同じで、慣れるまではやはり練習するしかありませんが・・・

  • 2007/02/21(水) 22:40:00 |
  • URL |
  • haruuo2 #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

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