「パソコンでお絵描き」 Illustration Blog

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無料ペイント・ソフト ArtRage2 (アートレイジ)日本語版について


 無料でダウンロードできる楽しいペイント・ソフト、ArtRage2(アートレイジ)日本語版についてご紹介いたします。
フリー・ソフトは沢山ありますが、ツールがシンプルで使いやすく、ちゃんと絵が描けて楽しいソフトというのはあまりありません。市販のソフトでもツールが煩雑で使いにくく、買ってもあまり使わない、あるいは使っていてもイライラするというソフトの方が多いくらいです。

 ツールがシンプルなソフトというとWindowsの「ペイント」がありますが、ArtRage2
(アートレイジ)をわざわざ紹介するのは「ペイント」とはまったく違う絵が描けて、しかも
初心者や子供でも使いやすいと思ったからです。これ以上簡単なソフトは他に知りません。

 このソフトにはツールが7種しかありません。「図形」や「塗りつぶし」ツールもありませんから、輪郭線を描いてから中をワン・クリックで塗りつぶすという「ぬり絵」式の絵は描けませんが、その代わり「ペイント」よりもずっと幅の広い絵筆やクレヨンなどでキャンバスを直接塗っていくという、正にお絵描きの原点の楽しさを味わうことができます。

 このソフトにはトレース機能も付いているので写真をトレースして絵を描けますから、
「絵を描きたいけどデッサンが苦手で・・・・」-という人にも最適です。
まあ、能書きはこれくらいにして、さっそくその中身を見ていただくことにいたしましょう。


 ●ツールその1「油彩」
 油絵具の質感を表現できるソフトとしてはNTTデータの「水彩6」(現在は水彩7)がありますが、筆の太さを自由に調整できること、カラー・ピッカーが右下にあって自由に好きな色が手早く作れること、画面上で色を混ぜることができることなどでArtRage2の方が優れています。「水彩」だと黄色を塗っても緑や茶色など余計な色が混ざってしまうのですが、アートレイジ2はそんな余計な機能はありません。ちゃんと黄色を選べば黄色を塗ってくれます。

 つまり油絵の具に特化して作ったソフトとして購入してもいいくらいの出来なのですが、それが無料でダウンロードできるのだから、日本語版を配布してくれたイー・フロンティアさんありがとうと言いたいですね。 

               「奥入瀬(おいらせ)渓流」(油彩ツールとトレース機能を使用)

 
 ●ツールその2と3 「チョーク」と「クレヨン」
 チョークというと学校の黒板を思い出すので、「パステル」と呼んだ方が判りやすいかも・・・油を混ぜたオイル・パステルの商品名が「クレヨン」で、どちらも似たりよったりですが、クレヨンの方が多少立体感が出て、色も少し混ぜることができる・・・といった程度の違いです。
 「このサンプル画を描くために、画題として梨を二個買いました」 ↑チョーク使用
           ↑クレヨン使用 「海の見える丘の上の小さな家」


 ●ツールその4 「フェルト・ペン」

半透明のマーカーで、色が重なった部分は濃くなりますが、色は混ざりません。透明感がきれいですね。

ツールその5 「鉛筆」
主に下描き用として使う鉛筆ですが、ここでは太さを
1%~100%まで変えて色鉛筆として描いてみました。
横に寝かせる機能を使うと、右側のような下側がかすれた太い線を引くこともできます。
 柔らかい色鉛筆といった感じで軽い力で塗れますし、色もきれいに重なるので普通の色鉛筆より使いやすいかも。
何百色もの色が自由に作れるのだから、色鉛筆の好きな人には夢みたいなツールとも言えますね。

 おなじみのレッサーパンダ。トレース機能を使うと楽ですね~
特筆すべきは白のハイライト部分。1ドットのヒゲの線がWeb上(JPG)でも割ときれいに出ていますね。本物の色鉛筆では出来ない芸当です。


 ●ツールその6と7 「パレットナイフ」と「消しゴム」
 パレットナイフは画面上で色を混ぜたり延ばしたりするのに使います。主に油彩用ですが、クレヨンやチョークで使うと指でこすってぼかす効果が得られます。太さと角度を調整できるので、細かいことでも使えます。
 消しゴムは鉛筆やチョークを消すのに使う以外に、油彩で使用すると少しづつ表面を削り取るクリーナーのような使い方もできるので、かなり面白い表現が可能になります。

 ●トレーシングペーパー・モード (写真のトレース機能)
 このArtRage2はトレーシングペーパー・モードを備えているので、写真を下敷きにして絵を描くことができます。更に「色を自動的に拾う」という機能もありますから、デッサンに自信の無い人でもかなりリアルな絵が描けます。
トレーシングペーパーの濃度は調整できますし、筆を細くして点描のように色を拾って行くときれいに色が拾えます。時間はかかりますが、大人の塗り絵なんかよりは楽しいと思いますよ。

 ●筆圧に対応
 このソフトはペン・タブレットの筆圧に対応していますが、線の太さだけでなく色の濃淡も変わりますので、マウスでも充分に楽しめます。つまりマウスでも筆圧のスライダーを動かすことによって色の濃さを調整出来るという訳で、このインプレッションでもなるべくマウスを使ってみました。(細密画を除く)

 ●画像の保存について
 描いた絵を保存する場合、普通に「名前を付けて保存」とすると、このソフトの場合 .ptg という特殊なファイル形式なので他のグラフィック・ソフトでは開けません。
 
 そこで「編集」から「画像をエキスポート」とするとBMP(ビットマップ)やJPEG(ジェイペグ)などの形式で保存できます。一般的には非圧縮のBMPで保存しておくと画像が荒れず、「ペイント」などで開いて文字を入れたりトリミングしたりと追加工ができますし、メールに添付する場合でもZIPファイルに圧縮して送れば容量を小さく出来て解凍した後でも画像は荒れません。
 JPGに圧縮するのはブログなどにアップする時に別のソフトで行えばよいでしょう。
(↓BMPなど容量の大きな画像を、別画像のJPGに縮小するのに便利な無料ソフト) 
縮小専用。」 ※サイズも簡単に変更できるし、これもおすすめソフトです。

 
 同じ様にこのソフトはptgファイル以外の画像は開けませんので、その場合は「編集」から「画像をインポート」とするとBMPやJPGのファイルでも開けます。 

 ●ダウンロードとインプレッション記事 ( Windows 版 & Mac OS X 版 )
 ここまで読んでみて使ってみたくなった方は、さっそくダウンロードしてみましょう。(WindowsはZIPファイルで送られてきますから、解凍してからインストールして下さい )
 → 「ArtRage2日本語版」のダウンロード (イー・フロンティアのホームページへ)
 
 イラストレーター土屋のり子さんによるインプレッション記事
 → 無料ペイント・ソフト ArtRage 1.1で絵心開花!」
      ( 「All About」 に掲載していただき、ありがとうございました) 

※尚、ソフトのヘルプの中にB5サイズで60ページ分の解説があります。白黒で充分なので是非プリント・アウトして読みながら操作してみて下さい。おそらく一時間あれば大体の操作方法が理解できるくらいに簡単です。

 このソフトの良い点としては、アンドゥー(取り消し)が何十回もできること。これは特に初心者の方にはうれしい機能でしょう。あと、ちょっと注文を付けるとすれば、 「油彩」で色が混じらないボタンとか、絵の具がかすれずに続くボタンとかがあるともっと表現の幅が広がるでしょうね。
※この「色の混じらないボタン」は有料版のArtRage2 「すぐ乾燥」ボタンとして実用化されました。便利ですが、Ambient Design 社の方読んでます?

 それと大きな画面で描く場合、どうしてもツールが邪魔になるので、左か右にスッキリと一まとめになると良いと思います。
 ツールが邪魔な場合はマウスを右クリックすると消えて、もう一度クリックすると元に戻ります。個々のツールも出したり引っ込めたりできるし、慣れると便利ですけどね・・・
 まあ、無料ソフトでそこまで言うのは贅沢というものでしょうが・・・でも全体的に見て、とても使いやすいソフトウェアだと思います。だから紹介いたしました。

 ●アート・ギャラリー → Ambient Design Ltd. com/artragegallery.

 ArtRage1.1を制作したニュージーランドの Ambient Design Ltd. のホームページにアート・ギャラリーがあります。転載という形で何点か紹介いたしますが、詳しくはHPをご覧になって下さい。ArtRage1.1でこれだけの絵が描けるのだから素晴らしいですね。
     <※他にも6ページ(全7ページ)のアートギャラリーがあります。>


 ※日本のアート・ギャラリーもやっとできました。(イー・フロンティアのHP内)
   → ArtRageギャラリーにようこそ

※これは昨年のArtRage1.1の記事を手直ししたものです。細部は少し違いますが、操作方法などは大体同じなので、多少の違いはご容赦下さい。全部を書き直していると大変なので・・・
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