「パソコンでお絵描き」 Illustration Blog

PCイラストのブログです。 最近は老母の介護ブログかも・・・

アムール虎 (トレーシング機能) No.217

 ArtRage(アートレイジ)は1.1 から 2.0 になってツールなどはそんなに変わりませんが、細かい部分でかなり改良されている感じを受けます。有料版が販売されるだけあって、完成度が高くなっている印象ですね。

 今回はトレーシング機能を使って写真のトレースを試してみましたが、自由に絵を描けるArtRageのもう一つの特徴がこの機能です。特に「色を自動的に拾う」機能は更に良くなってかなり忠実に色を再現してくれるし、筆の太さも以前は三段階くらいしか選べなかったのが今回は自由に調節できます。
 筆を10%位に細くして点描風に色を拾っていったのが上の絵で、写真のようにリアルな絵になります。その分時間がかかって肩も凝りますが・・・

 逆に筆を太くすれば絵は粗くなりますが短時間で色が拾えるので、筆の太さを30%位にして1時間ほどで色を拾ってみたのが上の絵です。大雑把に色を拾っておいてから、後は写真から離れて自由に描くというのも面白いですね。
下絵を見ながら自由に描くには、メニューの Choose Clores from Tracing Image (自動的に色を拾う)のチェックを外します。この場合、色はカラー・ピッカーで自分で作って下さい。

 ちなみにこれは怒っているのではなく、メスの付けたマーキングの匂いをかいだオスのトラがこんな表情をするとのこと・・・これって喜んでいるのでしょうか?
 画面下中央にあるのがトレーシング・イメージの設定ツールですが、便利なのが左側・虫眼鏡マークのZoom(ズーム)と右側・丸矢印のRotate(回転)です。
 Zoomはマウスを左にドラッグすると縮小、右にドラッグすると拡大になり、上のメニュー・バーにあるツールより細やかな調節ができます。
 Rotateは左にドラッグすると時計回りの回転、右ドラッグで半時計回転になり、どちらかというと逆みたいな気もしますが便利な機能です。上下に回したくなりますけどね・・・
 Zoomの上にはMove(十字矢印)というキャンバスを移動させるツールもありますが、右クリックでドラッグしても動かせます。
 ショートカット・キーはそれぞれツールの頭文字であるZ・R・Mなので覚えやすいですね。これらの機能はブラシなど他のツールをクリックした時自動的にOFFになります。
 設定ツール右のメニューをクリックすると設定画面が現れます。
 最初は Load New Tracing Image (トレース画像の読み込み)をクリックし、ファイルにある写真などを選びます。

Choose Colors from Tracing Image (自動的に色を拾う)にチェックを入れておくと下絵の色をソフトが拾ってくれるのでとても便利です。細めの筆で点描のように拾っていくと一番上にあるような写真そっくりの絵を描くこともできますが、その分時間もかかって肩が凝りますから、自分に合ったやり方を見つけて下さい。何枚かやっている内にソフトの癖やコツも判ってくるものです。

描いている間に仕上がり具合を見たい時は、Show Tracing Image  (トレース画像の表示)のチェックを外すとトレーシングペーパーが消えて描いた部分だけになります。その状態でも色は拾えるので、下絵を見ずに描くこともできます。

 逆にある程度色を拾ったら、自動的に色を拾うのチェックを外せば下絵に関係無く自由に描くことができます。Clear Tracing Image (トレーシング画像を消去)するをクリックすれば下絵の画像は消えますが、それは最後にして下さい。

 途中まで描いて全部やり直したい場合は、Clear Layer (レイヤーの消去)をクリックすれば描いた部分だけ消せます。写真は消えません。

 面白いのは Convert Tracing Image to Paint on this Layer (トレーシング画像をそのまま転写する)で、下絵をトレースすることなく画像として呼び出して、その上に絵を描けることです。写真の落描きツールなんてイタズラ機能がありますが、手描きで文字を入れたりマンガみたいな吹き出しを入れたりと色々あそべます。
 アイ・ドロッパー(スポイト)で色を拾ってシミを消したり、消しゴム機能で背景を消したりぼかしたり・・・といった写真の加工用としても使えますね。

Loading(ローディング) 絵具の量の調整:
 春を告げる花、福寿草を描いてみました。写真をトレースする場合、点描のように色を塗っていくと正確に色が拾えます。でもちょっと変な感じですね、手前の花が・・・
 左側にあるツール設定パネルの下にある Loading は絵具の量を調節するもので、普通に描くと線の長さが変りますが、点描にすると絵具の厚みが変ります。量を少なくすると半透明の水彩風になり、100%にすると手前の花のように盛り上がった厚塗りになります。
 50%前後あたりが平均的かな・・・とは思いますが、あえて厚塗りにして立体感を出すのも面白いかも・・・ (テクニック?)

 ところでこの Loading などのボタンは小さめでダイヤルを回しにくいのですが、一旦回し始めたら後は外側へ大きくはみ出しても回せるので、慣れると微調整も楽にできるようになります。マニュアルに書いてあることですけどね、英語で・・・ (↓下のも同じです)
 今回からはトレーシングペーパーの濃度が調節できるようになりました。メニュー画面一番下の Edit Tracing Image をクリックして上のパネルを呼び出して下さい。
 右側にある Capacity ダイヤルを回すと濃度が変化します。パーセンテージを上げると薄くなって下地の写真が見やすくなりますが、塗り残しが判りにくくなりますので、50%前後で調整すると良いでしょう。真ん中をクリックして数字で入力することもできます。
 設定が終わったら下の Done をクリックします。

 有料版では小さく写真をピンで止めておく Reference Image (参照イメージ)というツールが使えるのですが、上にあるような無料ソフトを使えば同じことができます。
 写真を見ながら描く場合は、無料ソフトのViX(ヴィックス)を使うと、一番手前に表示することも出来て便利です(「表示」→「最前面に固定」)。なるべくお金をかけずに楽しみましょう。
 ←無料画像表示ソフト「ViX」(ヴィックス)のダウンロードはこちら
Windows標準のエクスプローラーと同じ使い勝手の良さで、更に複数の画像を同時に表示したり、写真のヴューアを一番手前に表示したりできるので、写真を見ながらトレース作業をする時などに便利なソフト。

※非公開コメントと、URLの判らない匿名のコメントは読まずに削除しています(匿名嫌い)
 (URLや名前を出したくない人はコメント広場には参加せず、見るだけにして下さい)

コメント

すみさん こんにちは。
一番上の虎も絵なのですね。 すご~い びっくりです!
福寿草も 絵具の量の使い方がよく分かります。
きょうは 一日中 雨のようなので、ArtRage試してみます~♪

  • 2006/03/06(月) 11:39:00 |
  • URL |
  • mif-yu1018 #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

mif-yuさん、こんにちは。
写真のトレースは厳密に言えば絵ではありませんが、デッサンの苦手な人のためにこんなのもやってみました。
あまり細かくすると疲れるので、適度な筆の太さで下絵をトレースして行くのが良いと思います。
そちらは雨ですか、こちらはまだ好い天気ですよ。

  • 2006/03/06(月) 11:59:00 |
  • URL |
  • haruuo2 #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

今NHKの地球不思議大自然でベンガル虎を見たばかりで、こちらも虎の絵だったので、ビックリしました。
ずいぶんきれいに拾えるものですね。まるで写真のようです。

  • 2006/03/06(月) 21:14:00 |
  • URL |
  • mink330 #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

minkさん、こんばんは。
ベンガルトラはインドに棲む虎ですが、アムール・トラはロシア極東の寒い地方に棲息するトラで、一回り大型です。
仰せの通りTVの番組をPCに録画しておいて、後でキャプチャー・ソフトで静止画像を切り取ってから描いています。
今回のトレース機能を使うと写真そっくりの絵も描けますが、実際は縮小しているからアラが見えにくいということですね。

  • 2006/03/06(月) 22:00:00 |
  • URL |
  • haruuo2 #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://haruuo.blog99.fc2.com/tb.php/66-aca86624
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad